世帯人数に見合った住居面積を持つ間取り

住居面積を確保する基本は土地にある

ゆとりのある暮らしを実現するためには、住居面積がポイントになります。不要なモノを購入しない、断捨離生活を徹底するなどの工夫をしても、絶対的な居住面積が不足していればゆとりは生まれません。そのため世帯人数を考慮して、それに見合った居住面積にする必要があります。そこで最初に考えたいのは、相応の広さを持った土地を探すことです。

家は土地の形状や広さに合わせて建てなくてはいけません。狭い土地には狭い家しか建てられないわけです。ただ土地が広くなれば土地の購入価格が高額になるので、その場合は階数を増やすなどの工夫をしましょう。平屋よりも二階建て、さらに三階建てのほうが居住面積を広く確保できます。特に都心で家造りをする場合は、階数を増やすという方法がよく選ばれています。

複雑な間取りにしないことが大切

間取りが複雑になってしまうと、居住面積が狭くなりやすいです。家具が大きすぎる、使わない収納スペースがある、デッドスペースが生じている、といった状況は好ましくありません。ゆとりある生活、そして一人ひとりのプライバシーを尊重するためには、ひとり一部屋ある状態が好ましいです。小さなお子さんがいる家庭なら、将来的に子ども部屋が必要になることを想定して住宅設計をしましょう。

広い間取りを実現するには、生活動線をシンプルにすることも大切です。動線が複雑だと室内の移動距離が長くなってしまい、特に複数人で生活する状況で狭さを感じるようになります。朝の混雑する時間帯にストレスなく過ごせるかどうか考えてみることが大切でしょう。